福井県の山奥にある曹洞宗の大本山、永平寺。「お寺でしょ?」と思っていた私が、気になって調べてみたら、予想以上にフォトジェニックな場所でびっくりしました😲
770年以上の歴史が積み重なった苔むした参道、天井一面に広がる230枚の日本画、修行僧が毎日磨き上げる木の回廊…。ミシュラン・グリーンガイドに2つ星として選ばれているのも、納得でした。
この記事では、永平寺で写真を撮りに行くなら絶対に押さえておきたいフォトスポットを6か所、撮影のコツとともに紹介します。泊まりで早朝参拝するとさらに最高、という話もあとで詳しく書いています。
永平寺ってどんな場所?2026年の基本情報まとめ
まずは永平寺について、知っておきたい基本をおさらいします。
曹洞宗大本山永平寺は、道元禅師が1244年(寛元2年)に開いた禅の修行道場です。境内には70余りの殿堂楼閣が並び、今もなお約150名の雲水(修行僧)が日々の修行に励んでいます。観光地として訪れるのはもちろんですが、現役の修行道場であることを忘れずに参拝するのがマナーです。
個人的には、「この規模のお寺が今も修行の場として機能しているんだ」と知ったとき、単なる観光以上の感動がありました。
2026年6月時点の参拝情報
拝観料は大人700円、小・中学生300円、未就学児は無料です。営業時間は8時30分〜16時30分(最終入場は16時)で、年中無休です。所要時間は参道や天井絵をゆっくり見るなら2時間は見ておくといいでしょう。
アクセスはJR福井駅東口から京福バス「特急 永平寺ライナー」に乗れば直通で約30分。車なら北陸自動車道 福井北ICから中部縦貫道(無料区間)の永平寺参道ICを下りて国道364号経由で約15分です。
宿泊者ならより余裕を持って早朝の参拝ができます。開門直後の8時30分から、人の少ない静かな境内を歩けるのは宿泊者の特権と言ってもいいかもしれません。写真撮影のクオリティが全然違います。
【フォトスポット①】苔むした参道と樹齢700年の杉並木
永平寺に近づくにつれて、空気がじわじわと変わっていくのを感じる人が多いみたいです。その入口となるのが、苔むした参道と、樹齢700年を超える老杉の並木道。
参道に踏み込むと、両脇にそびえ立つ巨大な杉の木立と、石畳を覆う深緑の苔が出迎えてくれます。夏でもひんやりとした空気が漂い、まるで別世界に入り込んだような感覚。年中緑が美しいのがこの参道の特徴で、季節を問わずフォトジェニックな景色が撮れます。
口コミを読んでいると「雨上がりに来たら最高だった」という声が複数あって、これは本物だと思います。濡れた石畳がよりつやつやと光り、苔の緑も一段と鮮やかになるからです。霧が出る朝も、幻想的な雰囲気でおすすめです。
撮影のコツ
縦構図で奥へ延びる杉並木を撮ると、奥行きが出て迫力のある一枚になります。広角側(14〜24mm相当)で低い目線から撮ると、杉の大きさがより伝わります。午前中の柔らかい光の中、影が濃くなりすぎない8時台〜10時台が狙い目です。
永平寺周辺の宿に泊まれば、翌朝の参拝で誰もいない参道を独り占めできます。禅の里 笑来は木造平屋建ての古民家を改装した1日1組限定の宿で、えちぜん鉄道・永平寺口駅から徒歩約10分という立地。永平寺まで車で約10分のアクセスなので、早朝参拝の拠点にぴったりです。
【フォトスポット②】傘松閣の天井絵|230枚の日本画を見上げる
永平寺の中でも特に多くの人が「一番印象に残った」と言うのが、この傘松閣(さんしょうかく)の天井絵です。
傘松閣は2階が156畳敷きの大広間。別名「天井絵の大広間」とも呼ばれていて、上を見上げると、天井一面に日本画が広がっています。昭和5年当時の著名な画家144名が手がけた230枚の花鳥風月の絵画で、その迫力は写真で見るよりも実際に体感した方が何倍もすごいと思います。
調べていてテンションが上がったのは、この230枚のうち5枚だけ「違う絵」が混じっているという話です。鯉(2枚)、唐獅子(白・青各1枚)、リス(1枚)の合計5枚が隠れているといわれていて、全部見つけると願いが叶うとも言われています。ゲーム感覚で楽しめて、長居してしまいそうです。
撮影のコツ
天井全体を写したいなら広角レンズ(スマートフォンの超広角モードも有効)で。仰向けに近い角度になるので首が疲れますが、それだけの価値があります。絵の一枚一枚を丁寧に収めたい場合は中望遠(50〜100mm相当)が便利です。
傘松閣を含む境内の参拝には、越前の自然に囲まれた宿でゆったりとした前後の時間を持つのがおすすめです。ルポの森(GRAN FOREST 越前美山)は森の中のグランピング宿で、永平寺周辺の自然をとことん満喫したい人にぴったりの選択肢です。
【フォトスポット③】七堂伽藍をつなぐ回廊と長い木の階段
永平寺の境内は山の斜面に沿って建物が重なっているため、上下を結ぶ長い回廊と階段があちこちに張り巡らされています。この回廊と階段が、とにかく絵になる。
木の廊下は修行僧によって毎日丁寧に磨かれており、どこを見ても清潔で美しいのが印象的です。七堂伽藍(法堂・仏殿・僧堂・庫院・山門・東司・浴室)の7つの主要な建物をつなぐこの廊下は、横から光が差し込む時間帯に、明暗のコントラストが生まれて一番映えます。
長い木の階段は上から見ると奥へ吸い込まれていくような縦の構図が、下から見ると天へ延びるような構図が撮れます。どちらも縦向きで撮ると、SNSのフィード映えにも向いた一枚になります。
撮影のコツ
午後の西日が廊下の側面から差し込む時間帯(14〜16時頃)は、影が伸びて立体感のある写真が撮れます。人が通り過ぎた瞬間をあえてシルエットで入れると、修行の場らしい雰囲気が出て印象的な写真になります。
回廊と階段の静かな雰囲気を、旅全体のトーンとして楽しみたいなら囲宿 −KAKOMIYADO−もチェックしてみてください。永平寺エリアの新しいスタイルの宿として注目されています。
【フォトスポット④】法堂からの眺め|紅葉と雪景色の絶景
七堂伽藍の中で最も高い場所に位置する法堂(はっとう)。朝のお勤めや各種法要が行われる厳粛な場所ですが、ここから見渡す境内の景色もフォトスポットとして見逃せません。
高い位置から境内全体を見渡すと、緑の木々に囲まれた堂宇の屋根が折り重なり、永平寺の壮大なスケール感が伝わります。四季によってガラッと表情が変わるのもこの場所の面白さです。
季節別の見どころ
春(4〜5月)は木々が芽吹いて、境内全体が柔らかな新緑に包まれます。夏(6〜8月)は深緑の鬱蒼とした森が広がり、ひんやりとした空気の中での参拝が気持ちいい。秋(11月上旬〜中旬)は紅葉のピークで、赤・黄・橙が境内を彩ります。冬(12〜2月)は雪化粧した屋根と鉛色の空のコントラストが、禅の厳かな世界観にぴったりです。
秋の紅葉シーズンは11月10日〜15日頃が見頃の目安とされています。雪景色を狙うなら12〜1月が確率が高いですが、天候次第なので余裕のある日程で訪れるのがおすすめです。
雪の永平寺を泊まりで楽しむなら歓宿縁 ESHIKOTOも選択肢に入れてみてください。越前の自然の中で過ごす冬の宿泊は格別です。最新の空室情報は公式サイトまたは楽天トラベルでご確認ください。
泊まってこそわかる早朝の永平寺|おすすめ宿2選
永平寺の魅力を最大限に引き出すなら、やっぱり泊まりで訪れるのが一番です。
日帰りだと午前中のバスに乗って到着するのが関の山ですが、前泊しておけば開門直後の8時30分から参拝できます。人が少ない早朝の境内は、光も空気も全然違います。写真を撮る人にとっては、これが最大のメリットだと個人的には思います。
永平寺 親禅の宿 柏樹關は永平寺に最も近い高級宿です。精進料理は大本山永平寺の典座老師監修のもとで作られ、胡麻豆腐・車麩のフライ・がんもどきなど、禅のこころを活かした御膳スタイル。坐禅体験と朝のおつとめも無料でできるので、「禅を体験したい」という気持ちがある人には特にぴったりです。大浴場「香水海(こうすいかい)」の露天風呂からは永平寺の鐘の音が聞こえてくるそうで、口コミを読んでいたら「これは絶対行きたい…」となりました😍
禅の里 笑来は、木造平屋建ての日本家屋を改装した1日1組限定の一棟貸切宿です。大人数やグループで、静かにゆっくり過ごしたい人に向いています。えちぜん鉄道・永平寺口駅から徒歩約10分で、永平寺まで車で約10分のアクセス。越前の伝統漁法見学など地域体験も楽しめます。
宿泊先の空室状況や料金は時期によって変動します。最新情報は楽天トラベルの各ホテルページでご確認ください。
永平寺フォトスポット攻略!知っておきたい撮影テクニック5選
最後に、実際に写真を撮るときに役立つポイントをまとめておきます。
第一に、開門直後の8時30分〜9時30分を狙うことです。観光バスが来る前の時間帯で、人の映り込みを最小限にできます。光も柔らかく、影のコントラストも丁度よい。これが最重要ポイントです。
第二に、雨上がりと霧の日は積極的に行くことです。「天気が悪い日はどうしよう」と思いがちですが、永平寺に限っては雨上がりの苔の輝きと湿った石畳が絶品です。霧が立ち込める朝は、幻想的な写真が撮れるまたとないチャンスです。
第三に、広角と標準の使い分けです。傘松閣の天井絵・杉並木・回廊の全景は広角で、七堂伽藍の細部や花鳥の天井絵の一枚一枚は標準〜中望遠で撮ると伝わりやすい写真になります。
第四に、縦構図を積極的に使うことです。杉並木・回廊の階段・山門への参道など、縦に奥行きが出る場所が多いので、スマートフォンでも縦向きで撮ると奥行きが出てSNSのフィードにも映えます。
第五に、SNS投稿のハッシュタグです。#永平寺 #禅 #ふくい旅 #福井観光 #曹洞宗 #フォトスポット #寺社仏閣 などを組み合わせると、写真好きのフォロワーへの露出が増えます。
まとめ
永平寺は、「写真を撮りに行く目的で旅行する価値がある場所」だと、調べれば調べるほど確信しました。苔むした参道、傘松閣の天井絵、七堂伽藍の回廊の3か所は特に必ず立ち寄ってほしいスポットです。
正直、日帰りでも十分楽しめますが、早朝参拝の特別な空気を体感したいなら絶対に泊まりがおすすめです。精進料理や坐禅体験もある柏樹關か、一棟貸切の笑来かで、旅のスタイルに合わせて選んでみてください。
最新の宿泊料金や空室状況は、楽天トラベルで確認してみてくださいね✨











