友人から「加賀温泉のサウナ、ほんとうによかった」と聞いてから、気になって調べまくった結果、正直ちょっと驚きました。旅館のサウナなのに本格的すぎる。「旅館サウナ」という言葉がぴったりで、これは行かないともったいないと思いました。

加賀温泉郷は石川県加賀市にある温泉地の総称で、山代温泉・山中温泉・片山津温泉・粟津温泉という4つのエリアから成っています。北陸新幹線の加賀温泉駅が開業してから東京からもずっとアクセスしやすくなり、女子旅の目的地として人気が急上昇中です。

この記事では、加賀温泉郷でサウナを楽しめる旅館を4軒ピックアップして、それぞれのサウナの特徴・スペック・女子旅ポイントを詳しく解説します。旅の計画に役立てていただければうれしいです。

加賀温泉郷のサウナが今、女子旅で注目される理由

加賀温泉郷に「カガサー(加賀温泉郷サウナ部)」という取り組みがあることを知っていましたか。地元の温泉旅館がサウナに本気で力を入れており、公式観光サイトでも特集ページが組まれるほど盛り上がっています。テレビ番組でも取り上げられ、いまでは全国のサウナファンが「サウナ旅」の目的地として加賀温泉郷を選ぶようになっています。

サウナと温泉の組み合わせは、「温冷交代浴」という観点から見ても相性抜群です。サウナで深部体温を上げて発汗したあと、水風呂で一気に冷やし、外気浴でゆっくり休む。この3ステップで「ととのう」感覚が生まれます。さらに、そのあとに加賀の良質な温泉に浸かることで、体の芯まで温まる至福の体験ができます。

個人的に口コミを読んでいて気になったのは、「旅館のサウナって温度低いんでしょ?」という先入観が、加賀温泉郷の旅館を訪れた人の間では一掃されているという点です。90度超えのしっかりしたサウナ室、冷たい水風呂、そして屋外の外気浴スペースが整っていて、本格的なサウナ好きも満足できる環境が整っています。

北陸新幹線の「加賀温泉駅」が2024年3月に開業したことで、東京からは最速で約2時間半でアクセスできるようになりました。週末の弾丸女子旅でも十分楽しめる距離感になっています。

加賀温泉郷のサウナは「旅館サウナ」と呼ばれ、温泉との組み合わせが最大の魅力。北陸新幹線開業でアクセスも格段に良くなりました。楽天トラベルでは女子旅向けプランも充実しています。

楽天トラベルで加賀温泉郷の宿を探す

【山代温泉】吉田屋山王閣|2種類の本格サウナで「ととのい」を極める

山代温泉にある吉田屋山王閣は、加賀温泉郷のサウナ旅で最初に名前が挙がる旅館のひとつです。最大の特徴は、「コンセプトの異なる2種類のサウナ」が楽しめる点。同じ旅館でまったく異なる雰囲気のサウナを体験できるのは、かなり珍しいと思います。

3階の大浴場にある「森の幸」は、ひのきを使った明るく開放的なサウナ室。大きな窓から外の景色が眺められ、天井がR型(丸みのある形)になっているので熱がサウナ室内を均一に回りやすい設計です。サウナに隣接する水風呂との間には木が植えられていて、まるで森の中でととのっているような感覚が味わえます。

1階の大浴場にある「無限の命」は、対照的に落ち着いた暗めのトーンのサウナ室。心を空にして熱だけを感じることに集中できる空間で、瞑想的なサウナ体験を求める人に向いています。

どちらのサウナ室も温度は94度で、水風呂は20度前後。オートロウリュが設置されており、定期的に蒸気が発生して体感温度が上がります。外気浴スペースもあるので、サウナ→水風呂→外気浴の正規ルーティンが完結できます。

日帰り入浴も14時から22時半まで受け付けており(2026年6月時点、大人2,500円)、宿泊しなくても立ち寄ることができます。宿泊の場合は源泉かけ流しの露天風呂もあり、夜と朝でサウナと温泉を組み合わせて楽しめます。女子旅なら夜にしっかりサウナで汗を流して、朝はゆっくり露天風呂でのんびりするというプランが最高だと思いました。

吉田屋山王閣サウナ情報(2026年6月時点)
サウナ「森の幸」温度94度・収容20人・オートロウリュ・外気浴あり
サウナ「無限の命」温度94度・収容20人・オートロウリュ・外気浴あり
水風呂20度(複数人収容)
日帰り入浴 大人2,500円(サウナ込み)
料金・詳細は公式サイトをご確認ください

【山中温泉】大江戸温泉物語Premium よしのや依緑園|絶景サウナ「TOTONOI」で鶴仙渓を眺める

山中温泉の名勝「鶴仙渓」を目の前に眺めながらサウナに入れる場所があると聞いて、個人的にいちばん気になった旅館が大江戸温泉物語Premium よしのや依緑園です。サウナ専用エリア「TOTONOI」の外気浴スペースから渓谷の景色が見えるというのは、写真映えという意味でも圧倒的だと思います。

サウナ室の温度は92度、収容30人という大規模な施設で、オートロウリュとセルフロウリュの両方が設置されています。水風呂は18度・4人収容。外気浴スペースにはオープンテラスがあり、鶴仙渓の大自然の空気を感じながら体をクールダウンできます。口コミでは「外気浴中に川のせせらぎが聞こえる」という声が複数あり、これは確かに癒し効果が高そうです。

女子旅でとくに嬉しいのが、女性専用の岩盤浴があること。サウナとは違うじわっとした発汗体験が楽しめ、岩盤浴のほうが得意という方にも対応しています。

もうひとつ嬉しいのが、朝7時からサウナエリアを利用できること。サウナの世界では「朝サウナ」は格別と言われており、早起きして誰もいない静かなサウナ室で整えるのは、日常では体験できない贅沢です。

サウナエリアの利用は宿泊者は基本無料(プラン次第)、日帰りの場合は平日1,000円〜・土日祝1,800円〜(水着・サウナ着の着用必須。レンタル有)。2026年6月時点の情報ですので、最新の料金は公式サイトをご確認ください。

よしのや依緑園は鶴仙渓の絶景と岩盤浴(女性専用)が強み。早起きして「朝サウナ」を楽しめる数少ない旅館でもあります。女子旅のサウナデビューにも向いている環境が整っています。

【山中温泉】山中温泉河鹿荘|2025年リニューアルの新鮮サウナ体験

2025年8月1日にリニューアルオープンした山中温泉河鹿荘は、楽天トラベルでの評価が4.13(111件)という高評価を集めている注目の旅館です。リニューアルからまだ1年弱ということもあり、施設がきれいで快適という口コミが多く見られます。

サウナはヒノキの香りが漂う新設サウナ室で、しっかり汗をかいたあとは冷たい水風呂へ。体がキュッと締まる感覚があるとのことで、これはまさにリニューアルならではの新鮮な設備だと思います。さらに、露天風呂の外気浴スペースにリクライニングチェアが置かれており、大聖寺川のせせらぎを聞きながら外気浴ができます。

河鹿荘は敷地内に大浴場(ひのき風呂・岩風呂)と露天風呂があり、サウナと温泉をセットで楽しむ環境が整っています。夕食はバイキング形式で、能登牛のステーキや能登豚のハンバーグが食べられる「ライブキッチン」があるとのこと。サウナで消費したあとに食べる美味しいご飯は格別なはずで、これはぜひ体験してみたいと思ったポイントです。

デイユースプランも設定されているので(詳細は公式サイトで要確認)、宿泊せずにサウナ+温泉+ご飯だけを楽しむという使い方もできます。観光の合間に立ち寄るのもアリだと思います。

山中温泉河鹿荘(2025年8月リニューアル)
ヒノキ新設サウナ・冷温水風呂・外気浴スペース(チェア付き)
露天風呂から大聖寺川を望む
楽天トラベル評価4.13(2026年6月時点・111件)
料金・プランの詳細は公式サイトをご確認ください

【片山津温泉】ホテルアローレ|螺旋水風呂が話題のスパリゾートサウナ

片山津温泉で本格サウナを探すなら、癒しのリゾート・加賀の幸 ホテルアローレが圧倒的に個性的です。このホテルの水風呂、なんと螺旋階段で降りていく仕様になっているのです。水深が110〜140cmもあるので、肩まで浸かれる「潜水型」の水風呂。普通のサウナ施設ではまずお目にかかれないデザインで、サウナ好きの間では話題になっています。

フィンランドサウナ室は温度96度と、4施設のなかで最も高温。収容15人程度のドライサウナで、しっかり汗をかける環境です。スチームサウナも併設されており、ミスト系が好きな方にも対応しています。

ただし、このホテルのサウナはプール&スパエリアの一部という位置づけなので、水着の着用が必須です。普通の旅館サウナとは異なり、プールと組み合わせたリゾート感覚での利用スタイルになります。友人と一緒に水着で楽しむ女子旅にはぴったりで、プールサイドでのんびりしてからサウナ→水風呂という流れで楽しめます。

日帰り利用は大人1,650円(プール+温泉込み)とお手頃。ただしサウナの利用時間は平日が17時から21時まで、土日祝は9時から21時まで(2026年6月時点)。また、プールは冬季(1月中旬〜4月末頃)は休止期間があるので、訪問前に確認しておくことをおすすめします。白山連峰と柴山潟を望むロケーションで、温泉大浴場も別にあるため、サウナのあとはゆっくり温泉につかって過ごせます。

ホテルアローレは「螺旋階段の水風呂」というユニークな設備が最大の話題。水着スタイルでプールとセットで楽しむスパリゾート感が他の旅館にはない魅力です。

加賀温泉サウナ旅をより楽しむためのコツ

サウナ初心者の方のために、加賀温泉郷でのサウナ体験をより楽しむためのポイントをまとめました。旅館サウナは設備が整っているので、基本的な流れを知っておくだけで充分楽しめます。

【ステップ1】サウナ前の準備
かけ湯か掛け湯で体を軽く温めてからサウナに入ります。加賀温泉郷なら源泉のお湯でかけ湯できるので、温泉の効果でサウナ前から体が温まります。

【ステップ2】サウナ室での過ごし方
まずは8〜10分を目安に入ります。慣れない方は6分程度でも大丈夫。オートロウリュがある施設は蒸気が出るタイミングに合わせて入るのがおすすめです。無理せず「もう少し」と感じたら出るのが正解です。

【ステップ3】水風呂
サウナを出たら汗を軽く流し、水風呂へ。最初は「冷たい!」と感じますが、1分ほどで体が慣れてきます。吉田屋山王閣の水風呂は20度、よしのや依緑園は18度と施設によって温度差があります。

【ステップ4】外気浴(ととのいタイム)
水風呂を出たら外気浴スペースやリクライニングチェアで5〜10分ほど休みます。ここで「ととのう」感覚が訪れます。この3ステップを2〜3セット繰り返すのが王道スタイル。

持ち物については、多くの旅館でタオルは貸し出してもらえます。こだわりたい方はサウナハット(頭を熱から守る)があると快適さが増します。サウナ着については、ホテルアローレとよしのや依緑園の「TOTONOI」は水着が必要なのでご注意ください。

サウナのあとは、加賀の良質な温泉に浸かるのをぜひ忘れずに。肌がつるつるになる美肌効果で知られる加賀の湯と、整ったあとの弛緩した体の組み合わせは最高です。

吉田屋山王閣の宿泊プランを楽天トラベルで見る

flowchart LR

A[♨️ かけ湯<br>温泉で体を温める] --> B[🔥 サウナ室<br>8〜10分]

B --> C[💧 水風呂<br>1〜2分]

C --> D[🌿 外気浴<br>5〜10分ととのいタイム]

D -->|2〜3セット繰り返す| B

D --> E[♨️ 加賀の温泉<br>〆の湯で美肌効果]

サウナ旅の合間に加賀観光も楽しもう

加賀温泉郷は温泉とサウナだけでなく、観光スポットも充実しています。旅館にこもりきりももちろん最高ですが、せっかく来たなら少し外に出てみるのもおすすめです。

山中温泉にある「鶴仙渓(かくせんけい)」は、大聖寺川沿いに約1.3kmの遊歩道が続く景勝地で、松尾芭蕉が訪れたことでも知られています。四季折々の自然が美しく、サウナのあとに遊歩道をゆっくり散策するのは体と心のクールダウンに最適です。よしのや依緑園のサウナから鶴仙渓が見えるのも、この景勝地ならではの体験です。

山代温泉には「総湯」と「古総湯」という共同浴場があり、地元の人が通う本物の温泉文化を体験できます。古総湯は明治時代の雰囲気を再現した建物で、シャンプーなしで源泉に浸かるというスタイルが独特。旅館のサウナで整えたあと、地元の温泉に入り直すというのも、温泉通な旅の楽しみ方だと思います。

ご当地グルメについては、加賀料理の代表格「治部煮(じぶに)」がおすすめです。鴨肉や野菜をすだれ麩とともに甘辛く煮たもので、料亭だけでなく旅館の夕食でもよく出てきます。また加賀市内には温泉まんじゅうの店もいくつかあり、散策の合間のおやつにぴったりです。

加賀温泉郷への行き方を教えてください

北陸新幹線で「加賀温泉駅」下車が最も便利です。東京からは最速約2時間半。各旅館が加賀温泉駅からの無料送迎を実施しています(要予約)。金沢駅からはJRまたはバスで約30〜40分です。

楽天トラベルで加賀温泉の宿をまとめて確認する

まとめ|加賀温泉のサウナ女子旅、どの旅館を選ぶ?

加賀温泉郷のサウナ旅館、改めて整理すると4つが候補になります。

2種類のコンセプトサウナで「ととのい」を極めたいなら吉田屋山王閣(山代温泉)。鶴仙渓の絶景サウナ+女性専用岩盤浴で映えも楽しみたいならよしのや依緑園(山中温泉)。2025年リニューアルの新しいサウナ環境と能登牛グルメを組み合わせたいなら山中温泉河鹿荘。水着でプールも楽しむリゾート感覚のサウナ旅を求めるならホテルアローレ(片山津温泉)が向いています。

口コミを何十件も読んだ結論として、加賀温泉郷のサウナはどこを選んでも「旅館の温泉に来たついでのサウナ」ではなく、「サウナ目当てに来る価値がある本格的な設備」だということが言えます。個人的には次の旅行先は加賀温泉郷に決まりました。

最新の宿泊プランや空室状況は楽天トラベルでチェックしてみてください。早めの予約がおすすめです。