こんぴらさんの愛称で親しまれる金刀比羅宮は、785段もの石段を登りきった先に広がる絶景と、長い歴史に積み重なった信仰の空気が魅力の聖地です。参拝を終えてふと思うのが、「今夜はどんな宿に泊まろう」という問いではないでしょうか。

近年、琴平エリアには個性的な内装やコンセプトにこだわった宿が続々と登場しています。2025年秋にリニューアルオープンした話題のホテルから、創業400年の老舗旅館が和洋融合でリノベーションした名宿まで、こんぴら温泉郷の「おしゃれ宿」はバリエーションが豊かです。

この記事では、2026年時点で楽天トラベルに掲載されている琴平エリアのホテル・旅館の中から、内装やデザインにこだわりを感じる宿を厳選して紹介します。ふらりと1人で、友人とゆっくり、カップルで特別な夜を、それぞれのシーンに合う宿がきっと見つかるはずです。

こんぴら温泉郷でおしゃれ宿が注目される理由

琴平といえば古い参道と門前町のイメージが強い町ですが、ここ数年で宿泊施設のリニューアルや新規オープンが相次いでいます。その背景には、インスタグラムやSNSを通じて「泊まるだけで絵になる宿」を求める旅行者が増えていること、そしてこんぴらさん参拝が若い世代にも再評価されていることがあります。

江戸時代から続くこんぴら参りの文化は、庶民の旅を支えた老舗旅館を数多く育ててきました。その旅館たちが時代に合わせて内装を刷新し、古い建物の骨格を生かしながらモダンな空間へと変身させている事例が増えています。一方で、まったく新しいコンセプトで誕生した宿も登場し、参道の雰囲気と新しいデザインが混在する独自の魅力が生まれています。

また、こんぴら温泉郷の泉質は美肌効果が期待できる塩化物泉や硫酸塩泉が多く、温泉そのものの質も高い。おしゃれな空間で過ごしながら名湯にも浸かれる、そんな贅沢な体験が琴平の宿では叶います。楽天トラベルで琴平の宿を見ていると、個性的な宿がずらりと並んでいて選ぶのが楽しくなります。2026年7月時点、琴平・観音寺エリアだけで100件以上の施設が登録されており、選択肢の豊かさも魅力のひとつです。

UDON na HOTEL 琴平|香川らしさを内装で表現した2025年リニューアル宿

2025年10月3日にリニューアルオープンしたUDON na HOTEL 琴平は、「裸足で過ごせる客室」というコンセプトがユニークなホテルです。フローリングや素足で歩きたくなる床材を採用し、靴を脱いで部屋に上がった瞬間からリラックスが始まる設計になっています。

ホテル名に「UDON」を冠していることからわかるように、香川県の食文化をコンセプトのベースに置いているのも特徴。チェックイン後のウェルカムサービスとして釜たま風うどんが無料で提供されるなど、旅人をもてなすアイデアが随所に散りばめられています。香川に来たら必ずうどんを食べたいという旅行者にとって、こういったサービスはそれだけで宿を選ぶ理由になります。

客室の内装は、過剰な装飾を排したシンプルで清潔感のある空間。木材や自然素材を取り入れ、香川・讃岐の風土を感じさせる素朴なあたたかさがあります。大浴場も完備しており、こんぴらさんの石段疲れを癒すのにぴったりです。琴電琴平駅から徒歩約10分、JR琴平駅からも徒歩約15分とアクセスも良く、参拝拠点として使い勝手が抜群。無料提携駐車場(タイムズ琴平こんぴら前)も完備しているので、車でのアクセスも問題ありません。

楽天トラベルのレビューでは「床の素材が気持ちよくて裸足のまま過ごせた」「うどんのサービスが嬉しかった」といった声が集まっており、評価点は4.49(2026年7月時点・90件)と高水準。1泊4,000円前後(税込)から宿泊できるコスパの良さも大きな魅力です。

GOKAN KOTOHIRA|こんぴらさん参道至近のプライベート1棟貸し宿

「非日常を感じたい」「他の宿泊客と顔を合わせず、自分たちだけの空間で過ごしたい」そんな願いを叶えてくれるのが、GOKAN KOTOHIRA(ごかんこんぴら)です。こんぴらさん参道まで徒歩わずか3分の立地でありながら、完全プライベートの1棟貸し宿というスタイルで旅行者を迎えます。

外観から内装まで、統一された美的感覚が宿全体に流れています。古い建物の持つ木の質感や格子細工を残しながら、現代的な家具やライティングを組み合わせたインテリアは、古都の空気感と今の感性が交差する独特の世界観を持っています。1棟まるごと借り切るので、リビングや水回りなど「家のように」使えるゆとりがあるのも特徴です。

2人旅やグループ旅行での利用が多く、「自分たちだけの宿」という特別感が旅の思い出を一段と深くしてくれます。楽天トラベルの評価は4.50(2026年7月時点・6件)。口コミには「参道の喧騒からひと足離れた静けさが最高」「インテリアがセンスよく、写真を撮るたびに絵になった」といった声があります。駐車場も完備しており、車での訪問にも対応しています。料金は1泊12,000円前後(税込)からで、複数人で割り勘にすればリーズナブルにプライベート空間が手に入ります。

こんぴら温泉 琴平花壇|創業400年の老舗が和洋融合でリニューアル

琴平花壇は、名だたる文人墨客にも愛されてきた庭園の温泉旅館です。松尾芭蕉や与謝野晶子など多くの著名人が宿泊した記録が残る、創業400年の老舗中の老舗。その歴史的な佇まいを守りながら、現代の旅行者が求める快適さと美意識を取り込んだリニューアルを遂げています。

こんぴら温泉 琴平花壇の客室は、和の繊細な室礼(しつらい)と洋の機能性が融合した空間になっています。畳の和室に洋のベッドを組み合わせた和洋特別室や、緑の庭を望む露天風呂付き客室など、部屋ごとに異なる世界観があります。庭園に点在する離れ屋は特に人気が高く、完全プライベートな空間で庭を眺めながら過ごす時間は格別です。名庭と離れ屋は、創業当初から守り続けてきたこの宿のアイデンティティであり、その美しさは400年の歴史に裏打ちされています。

食事は讃岐の食材を活かした和会席が中心。旬の食材を丁寧に調理した料理は、訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。大浴場と露天風呂も充実しており、こんぴら温泉の湯をゆっくり味わえます。JR・琴電琴平駅からは無料送迎バス(要予約)もあり、移動の手間がかかりません。楽天トラベルの評価は4.39(997件)で、1泊11,000円前後(税込)から。歴史ある和の美意識に触れたい人には、迷わず選んでほしい宿です。

湯山荘 阿讃琴南|阿讃山脈の里山に溶け込む「暮らすように泊まる」宿

琴平から少し山側に入ったところに、阿讃山脈の豊かな自然に抱かれた宿があります。湯山荘 阿讃琴南(ゆさんそう あさんことなみ)は、「里山の別荘に暮らすように泊まる」をコンセプトに掲げた隠れ家的な一軒宿です。

外観は山の斜面に静かに佇む日本家屋風で、周囲の自然と見事に調和しています。内装は余分なものをそぎ落としたミニマルな美学に貫かれており、木・石・土といった自然素材を多用した空間は「古民家風」ともまた違う、端正な美しさがあります。四季彩る阿讃山脈の稜線を客室から眺める景色は、旅館という枠を超えた別荘体験そのもの。春は新緑、夏は深緑、秋は紅葉、冬は白銀と、どの季節に訪れても異なる自然の表情が楽しめます。

お風呂は露天風呂、大浴場、貸切風呂が揃っており、山の空気を感じながら湯に浸かれます。食事は地産地消にこだわった会席料理で、山里の恵みをゆっくりと楽しめます。JR琴平駅から琴参バスで35分ほどかかりますが、その不便さを含めて「日常から切り離された場所」として訪れる価値があります。楽天トラベルの評価は4.74(476件)と非常に高く、リピーターの多さが宿の質を証明しています。1泊19,800円前後(税込)から。

琴平でおしゃれな内装の宿を選ぶときのポイント

琴平エリアには個性的な宿が多く、初めて訪れる人は「どうやって選べばいいか」と迷うことも多いでしょう。ここでは、内装やデザインにこだわる宿を選ぶときに意識したいポイントをまとめます。

立地とアクセスで絞り込む

琴平の宿は大きく2つのエリアに分かれます。こんぴらさん参道周辺は、参拝の後すぐに宿に戻れる利便性が高いエリア。GOKAN KOTOHIRAのような参道至近の宿はこのタイプです。一方、少し離れた山里エリアは、車移動が便利で大自然に囲まれた空間が多い傾向があります。湯山荘 阿讃琴南のような里山の宿を選ぶ場合は、送迎や交通手段を事前に確認しておきましょう。琴平花壇は参道から徒歩15分ほどですが無料送迎バスがあり、UDON na HOTELはJR・琴電両駅から徒歩圏内と、宿によってアクセス方法も異なります。

「和モダン」か「コンセプト系」かで方向性を決める

琴平のおしゃれ宿は大まかに2つのタイプに分かれます。ひとつは琴平花壇や湯山荘のような、伝統的な日本旅館の様式を基盤にしながらモダンな感性でアップデートした「和モダン」タイプ。もうひとつは、UDON na HOTELやGOKAN KOTOHIRAのような、明確なコンセプトを軸に内装を組み立てた「コンセプト系」タイプです。こんぴらの歴史ある雰囲気を余すことなく楽しみたいなら和モダン系、旅先でも「自分らしい空間」にこだわりたいならコンセプト系がおすすめです。

SNS映えを重視するなら事前にチェックを

旅の記録をSNSに残したい場合は、各宿の公式サイトや楽天トラベルのギャラリー写真を事前にチェックしておくと間違いがありません。琴平花壇の庭園離れや、GOKAN KOTOHIRAの古材と現代家具のコントラストは、写真映えする場面が多いです。なお、内装の写真は季節や客室タイプによって異なる場合があるので、プランを予約する前に客室写真も確認しておくと安心です。UDON na HOTEL 琴平は2025年リニューアルのため写真も新しく、部屋の雰囲気がわかりやすくなっています。最新のクチコミと写真を確認してから予約するのが、おしゃれ宿を選ぶときの基本です。

まとめ:琴平のおしゃれ宿は参拝体験をもっと豊かにしてくれる

こんぴらさん参拝の旅を、ただ日帰りで終わらせてしまうのは少しもったいない気がします。琴平には個性的な内装やデザインにこだわった宿が揃っており、宿泊することで「こんぴらの夜」と「こんぴらの朝」という時間が旅に加わります。

石段を登りきった充実感を抱えて宿に帰り、こんぴら温泉で疲れを癒し、おしゃれな空間でゆっくりと夜を過ごす。そんな旅の流れが、琴平にはぴったりはまります。今回紹介した4つの宿はどれも個性が際立っており、訪れるたびに違う体験ができるはずです。

宿のプランや空き状況は時期によって変動するので、気になる宿は早めに楽天トラベルでチェックしてみてください。最新の空き状況と口コミを確認しながら、あなたにぴったりの「琴平のおしゃれ宿」を見つけてみましょう✨