松本といえば国宝松本城が有名ですが、実はカフェ好きにとっても見逃せない街だということを知っていますか。気になって調べてみたんですが、松本の湧水(わき水)を使ったコーヒーが評判で、全国のカフェ好きが足を運んでいるエリアが複数あるんです。
中町通りの蔵造りの街並み、縄手通りのレトロな商店街、松本城の目の前の明治の町屋……。こういった歴史的な建物を活かしたカフェが多いのが松本の特徴で、「おしゃれなカフェ」と「歴史・文化の香り」を同時に楽しめるのが他の街にはない魅力です。
この記事では、松本でぜひ訪れたいおしゃれカフェをエリア別・スタイル別でご紹介します。さらに、松本でカフェ巡りの後に泊まれる温泉旅館もご紹介しますよ。
松本のおしゃれカフェを楽しむエリア別ガイド
松本市のカフェは大きく4つのエリアに集まっています。どのエリアを中心に回るかを先に決めておくと、効率よくカフェ巡りが楽しめます。
【松本カフェ巡り 4つのエリア】
その1:松本駅周辺(アクセス抜群。老舗レトロ喫茶が集まる)
その2:松本城周辺(国宝松本城を眺めながらカフェタイム)
その3:中町通り(なまこ壁の蔵造り街並みとカフェが融合)
その4:縄手通り(昭和レトロな商店街の中のカフェ)
松本のカフェの特徴 湧水コーヒーの美味しさ
松本市は水の都とも呼ばれ、市内に複数の湧水スポットがあります。「女鳥羽の泉」などの湧水は無料で汲んで飲むことができ、この水を使って淹れたコーヒーが格別においしいという話は口コミで広まっています。「松本のコーヒーがなぜ美味しいのか」の答えは、水の良さにあるというわけです。
観光で松本を訪れたなら、水の良さを活かしたコーヒーを意識して楽しんでみてください。同じコーヒー豆でも水が変わると味が変わるというのは、ある種の「その土地だけで味わえる体験」だと思います。
珈琲美学アベ|1957年創業のレトロ喫茶で巨大モカパフェを体験
松本のカフェを調べていて最初に名前が出てきたのが「珈琲美学アベ」です。1957年(昭和32年)創業の老舗レトロ喫茶で、現在は3代目オーナーが受け継いでいます。
松本駅のお城口(東口)から徒歩約5分、少し路地に入った場所にひっそりとある店構えが特徴で、「知る人ぞ知る」感があります。ただ、口コミ数を見ると全然ひっそりしていなくて、観光客にも地元の人にも長年愛されてきた、れっきとした松本の名物喫茶店です。
珈琲美学アベのおすすめメニュー
看板メニューは「モカパフェ」です。見た目のインパクトがあって、写真を撮りたくなるビジュアルが評判です。テーブルに来てコーヒーとミルクを交互に注ぐパフォーマンスは、初めて見ると「待って、これどうやって飲むの?」と思うくらいのインパクトがあると口コミで繰り返し登場します。
モーニングは午前11時まで提供していて、トーストや卵が付いたセットがコーヒー代プラスで食べられます。朝から松本を歩いて、開店と同時に珈琲美学アベのモーニングを食べる、という旅のスタートはかなり贅沢な選択だと思います。
珈琲美学アベのポイント。創業1957年のアンティーク空間。巨大モカパフェが名物。コーヒーとミルクを注ぐパフォーマンス。モーニングは11時まで。松本駅から徒歩5分。土日は行列ができることあり(早めの来店推奨)。
ご城下町家カフェ 茶noma|国宝松本城すぐそばで湧水コーヒーをいただく
松本城から徒歩1分という立地にある「ご城下町家カフェ 茶noma(ちゃのま)」は、2024年4月にオープンした比較的新しいカフェです。ただし、建物は築120年以上の歴史ある町屋で、明治時代から残る木造建築を活かした空間が特徴です。
「松本城を見て、そのまま歩いてカフェに入れる」という動線が最高で、観光客の旅行計画に非常に組み込みやすい立地です。松本城観光のあとに一息つける場所として、口コミでは高い評価が付いています。
茶nomaの湧水コーヒーと奥庭
このカフェの特徴は「光サイフォンで淹れる松本城ブレンド」です。松本の湧水を使って丁寧に抽出されたコーヒーで、松本の水のポテンシャルを存分に活かしたメニューです。ドリンクは20種類から選べるとのことで、コーヒーだけでなくお茶系のメニューも充実しています。
明治の建物に京都の庭匠が手がけた奥庭があり、庭を眺めながらコーヒーを飲める席もあります。これは正直、松本城観光の思い出を何倍にもしてくれる空間だと思います。
ご城下町家カフェ 茶noma(2026年7月時点)。国宝松本城から徒歩1分の築120年の町屋。湧水コーヒー「松本城ブレンド」。奥庭を眺めながらの一服。2024年4月オープン。最新の営業時間・定休日は公式サイトまたはSNSでご確認ください。
珈琲まるも&蔵シック館|松本民芸の美学が宿る中町通りの老舗2選
中町通りは松本市内でもひときわ蔵造りの街並みが美しいエリアです。なまこ壁の蔵が連なる通りを歩いていると、どこか江戸〜明治時代にタイムスリップしたような気分になれます。このエリアには、その雰囲気に合わせたカフェが2軒あります。
珈琲まるも|明治元年創業の宿に併設された名物カフェ
「珈琲まるも」は、創業1868年(明治元年)という松本でも最古の宿に数えられる「まるも旅館」に附設された喫茶室です。松本民芸家具で統一された重厚な雰囲気が特徴で、松本に来たなら一度は訪れたい名所として知られています。
珈琲まるものポイント。創業1868年まるも旅館附設の名物喫茶。松本民芸家具が並ぶ空間。城下町の風情を感じながら一服できる。観光の合間に歩いて立ち寄れる立地。
蔵シック館|造り酒屋の土蔵を活かした中町通りのランドマーク
「蔵シック館」は、中町通りでひときわ目を引く蔵造りの施設です。かつて造り酒屋だった建物(土蔵)を活用したもので、松本市の観光スポットとしても定番のランドマーク。喫茶室では松本民芸家具が並んだシックな空間でゆっくり過ごせます。
松本カフェ巡りの定番コース|松本城から縄手通りを歩く半日プラン
松本のカフェを効率よく楽しむための定番コースを紹介します。松本駅を起点に、主要なカフェスポットを歩いて回れるプランです。
ステップ1 珈琲美学アベ(松本駅から徒歩5分):朝9時〜開店と同時にモーニングを食べる。行列は早めに行けば回避できる。
ステップ2 縄手通り散歩(珈琲美学アベから徒歩5分):昭和レトロな商店街を歩く。かえる大明神が祀られているユニークな通りで、ちょこちょこと食べ歩きしながら散歩できる。
ステップ3 中町通り(縄手通りから徒歩3分):なまこ壁の蔵造り街並みを歩く。蔵シック館と珈琲まるもはこのエリア。
ステップ4 ご城下町家カフェ 茶noma(中町通りから松本城方面):午後のカフェタイムに松本城ブレンドコーヒーでひと息。
ステップ5 松本城観光(茶nomaから徒歩1分):コーヒーで英気を養ったあとに国宝松本城を見学。夕方の光を浴びた黒い天守が特に美しい。
この半日コースを実行すると、松本城見学も含めて約5〜6時間のプランになります。個人的には松本周辺に一泊して、翌朝の静かな縄手通りを散歩する体験も捨てがたいと思っています。
松本カフェ巡りの後は温泉旅館で一泊|浅間温泉・美ヶ原温泉が狙い目
松本でカフェを楽しんだ後は、近くの温泉でゆったり過ごすのがおすすめです。松本市内またはすぐ近くに、楽天トラベルで予約できる温泉旅館があります。
松本 浅間温泉 ホテル玉之湯|江戸時代の殿様が愛した名湯
松本 浅間温泉 ホテル玉之湯は、江戸時代から続く浅間温泉の老舗ホテルです。総檜の露天風呂や3つの貸切展望露天風呂が宿泊者無料で利用できます。松本市街地から車で15分程度のアクセスです。
浅間温泉は松本市街から近いため、松本のカフェ巡りをした後にそのまま温泉へ向かうという行程が作りやすいです。「昼間は松本城と中町通りとカフェ、夜は温泉でゆっくり」という一日の使い方は、松本旅行の理想的なコースだと思います。
信州松本 美ヶ原温泉 翔峰|北アルプスの眺望と松本の夜景が自慢
信州松本 美ヶ原温泉 翔峰は、最上階の温泉から北アルプスの眺望と松本市街の夜景が楽しめる宿です。昼間のカフェ巡りで足を使った後に、こういう景色の良い温泉に浸かれるのは最高のご褒美だと思います。
松本周辺の温泉旅館(2026年7月時点)。浅間温泉エリアと美ヶ原温泉エリアが、松本市街地からのアクセスが良く人気です。最新の料金・プランは楽天トラベルでご確認ください。
まとめ|松本でおしゃれカフェ巡りをするなら
今回ご紹介した松本のおしゃれカフェをまとめます。珈琲美学アベは1957年創業のレトロ喫茶で、モカパフェとコーヒーパフォーマンスが名物です。ご城下町家カフェ 茶nomaは松本城すぐそばの町屋カフェで湧水コーヒーが楽しめます。珈琲まるもは明治元年創業のまるも旅館に附設された、松本民芸家具が並ぶ空間。蔵シック館は中町通りのランドマークとなる蔵造りの施設の喫茶室です。
正直、松本のカフェは「コーヒーを飲む場所」というよりも「その空間に身を置く体験」を楽しむ場所が多いという印象です。歴史的な建物と良質な水が育てたコーヒー文化は、松本ならではの体験といえます。
カフェ巡りの後は周辺の温泉旅館で一泊して、翌朝の松本を静かに楽しむのが個人的に最もおすすめの過ごし方です。楽天トラベルで宿を探してみてください。良い旅を!
※2026年7月時点の情報をもとに作成しています。各カフェの営業時間・定休日は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトまたはSNS・食べログ等でご確認ください。








